突然書評のコーナーを設けてみました。
亡くなった父が家中本だらけになるくらい好きで、その影響から私も読むようになりました。(但しジャンルはぜんぜん違う。父→歴史もの 私→何でも)
さて、第1回目は・・・なんと漫画から!
西原理恵子は「まあじゃんほうろうき」(阿佐田哲也=色川武大先生の小説とは全然関係なし)ではじめて見て、その絵と自虐ギャク、感性に惚れて、以来全ての出版物を買いあさってきました。その中での私にとっての最高傑作がこの「ぼくんち」。阪本順治監督が
映画化(主演:観月ありさ)していますが、原作のイメージを壊したくないので観てません。
とにかくこれは最高傑作。田舎の漁村で暮らす兄弟とお姉ちゃん(全部腹違い)の暮らしと成長を描いたものですが、私にとってはもう哲学ともいえる内容で、笑ったり、泣いたり・・・。差別や不条理をあっけらかんと、そして淡々と描く西原の感性は驚きを隠せません。本当に感動する絵本です。大切なのは物質的豊かさではなく、心の豊かさなんだなと改めて考えさせられました。疲れたとき、行き詰ったとき、きっとお役に立ちます。機会があったらぜひ手にとってみて下さい。
PS:現在西原はNHK連続テレビ小説「ファイト」の
エンディングイラストも描いてます。